激動の医療情勢

いつも日記を読んでくださっている皆様、少し間が空いてしまい申し訳ありません!「何かあったのか?」とご心配の連絡までいただき、改めて身の引き締まる思いです。また今日から、日々の診療や気になるニュースを私なりの視点で綴っていきます。

さて、開業医をしていると、国内の政治や世界の動きには常にアンテナを張っておく必要があります。そんな中、昨日、厚生労働省から「外来医師多数区域(いわゆる開業規制地域)」の最新発表がありました。

「医師過多」候補区域を提示 改正法で開業制限 厚労省

厚労省は、人口や医師数、医療へのアクセスを加味して候補区域を提示。東京都は千代田区や新宿区など17区、京都市、京都府向日市、同府長岡京市、同府大山崎町、大阪市、神戸市、福岡市、福岡県糸島市の計25市区町を挙げた。

なぜ北九州ではなく「糸島」なのか?

福岡県で指定された2市を見て、私は驚きました。福岡市は当然として、もう一つは人口規模からして我が北九州市かと思いきや……なんと「糸島市」だったのです。

実は糸島市、今や世界中から注目されている街なのをご存知でしょうか。

【糸島の発展:世界3位の衝撃】 イギリスの主要情報誌「MONOCLE(モノクル)」が選ぶ『輝く小さな街(Bright Lights, Small City)』ランキング(2021年)で、糸島市は世界第3位に輝いています。 九州大学の移転による人口流入や、豊かな自然と豊かな食文化、都市部(福岡市)へのアクセスの良さが評価の理由です。

しかし、現場を知る医師の目で見れば、数字の「ざっくり感」に違和感を覚えます。糸島市も、福岡市に近い東部地区は確かに発展していますが、西部の方は依然として医師不足が懸念される地域のはず。国が示す「数字だけの統計」と、現場の「地域格差」の乖離を強く感じずにはいられません。

北九州市の未来と、私たちの覚悟

我らが北九州市も、医師が多い地域であることは間違いありません。今後、間違いなく「開業規制」の波が押し寄せてくるでしょう。

さらに来月には衆院選が控えており、政治の枠組みが大きく変わろうとしています。医療情勢が厳しくなるのをひしひしと感じる毎日ですが、そんな時代だからこそ、私は考えます。

「どうすれば、地域を支えるクリニックとして生き残り、発展していけるのか」

数字上の規制に左右されるのではなく、一人ひとりの患者さんと向き合い、この街になくてはならない存在であり続けること。それが、正木クリニックの進むべき道だと確信しています。

毎日、全力で診療にあたります。ぜひまた、この日記も覗きに来てくださいね!

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