透析患者さんの命綱、「シャント」のメンテナンスについて

先日少しお話しした「PTA」について、今日はもう少し詳しく、そして分かりやすくお話ししますね。
透析を受けている患者さんにとって、シャントはまさに「命綱」。でも、シャントは人工的に作った血管なので、どうしても時間とともに狭くなったり、詰まりやすくなったりします。いわば、定期的な「メンテナンス」が欠かせないんです。
そこで登場するのが、シャントPTA(経皮的血管拡張術)です!
PTAってどんなことをするの?
簡単に言うと、「狭くなった血管を、内側から風船(バルーン)でググッと広げる治療」です。
- 点滴のような管(シース)を入れます。
- 細いガイドワイヤーをスルスルと通して、狭い場所まで誘導します。
- そのワイヤーをガイドにして、風船を移動させて膨らませます!
これで血管が再び広がり、スムーズに血液が流れるようになるんです。
最近の「バルーン」はすごいんです!
一言に「バルーン」と言っても、今はものすごく進化しているんですよ。
- ガチガチに硬いところを押し広げる高圧バルーン
- 血管に少し切れ目を入れて広げやすくするカッティングバルーン
- ツルッと滑らない工夫がされたスリッピング防止バルーン
そして、今注目なのが「薬剤コーティングバルーン(DCB)」です! これはバルーンに薬剤が塗ってあり、広げると同時に血管の壁に薬を塗ることで、「再び狭くなるのを防いでくれる」という優れもの。頻繁に狭窄を繰り返してしまう方には、非常に効果的です。
ただし!この最新バルーンは、「認定された施設と医師」しか使うことができません。
もちろん、正木クリニックは認定施設ですので、この薬剤コーティングバルーンもしっかり使用可能です!
「痛くない手術」を目指して
「PTAって痛いんでしょ?」と不安に思う方も多いと思います。確かに、血管を内側から広げるので、それなりに痛みは伴います。 だからこそ、当院では「しっかり麻酔」を行います!
「痛いのは嫌だな……」と我慢せず、リラックスして受けていただける環境を整えています。
シャントの調子が悪いな、血流が落ちてきたな……とお悩みの方、いつでも気軽にご相談くださいね。
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