高まる期待!X線対応オペ室が完成へ〜シャントPTAとCアーム導入の裏側〜

いよいよ内装工事が進み、私が一番心待ちにしていたオペ室が、少しずつですが形になってまいりました。この光景には、本当に胸が高鳴ります。
このオペ室は、X線を使用できるよう鉛で外壁を覆う仕様にしています。これは、私が導入するCアーム(レントゲン透視装置)を使用するために不可欠な措置でした。正直なところ、近年鉛の価格が高騰しており、それに伴い内装費も予想以上に膨らんでしまい……(苦笑)。しかし、本格的な透視下での手術にも対応できるよう、これは必要な設備投資だと考えております。
私のクリニックでは一般外来も行いますが、やはり手術を主体といたします。特に力を入れたいのはシャント手術です。PTA(経皮的血管形成術)は、患者様への負担を考慮し、主にエコーガイド下で行う予定です。普段のPTAはエコーが主体となりますが、Cアームを導入することで、中枢病変に対するPTAはもちろんのこと、カフ型カテーテル、CVポート、腹膜透析のPDカテーテル挿入術など、より広範囲の手術にも対応できるようになります。
このように、エコーを主体としつつもX線での透視にも対応可能な万全の体制を整えるため、設備投資もしっかり行いました。早く自分のクリニックで、これらの手術ができる日が来ることを、心から楽しみにしております。


