ノーベル賞受賞おめでとうございます!
いよいよ開院から1週間が経とうとしています。正直、今はまだバタバタしていますが、この状態を早く改善したいと考えています!
さっそくスタッフの皆に意見を聞き、どうすれば業務を効率化できるかを話し合っています。とにかく「まずはやってみる。うまくいかなければすぐに見直す」というPDCAサイクルをどんどん回していきます。
この繰り返しで、皆が働きやすいだけでなく、患者さんにとっても利用しやすいクリニックを必ず作っていきます!今、まさにそのために奮闘中です!
ところで、本当に嬉しいニュースが届きましたね。大阪大学の坂口志文(さかぐち しもん)先生がた、ノーベル生理学・医学賞の受賞、本当におめでとうございます!
坂口先生がたが発見された制御性T細胞(Treg)は、私の専門である移植医療と深く関わる、とても重要な細胞です(業界では「ティーレグ」と呼んでいます)。
Tregは、簡単に言えば免疫のバランスを調整する役割を担っています。
- Tregの働きが弱まると、アレルギーや膠原病のような自己免疫疾患が生じやすくなります。
- 逆に働きすぎると、がん細胞がそれを利用して増殖してしまうこともあります。
私たちが取り組む移植分野でも、移植した臓器が攻撃される拒絶反応を起こさないように、このTregをどうコントロールするかが非常に盛んに研究されているテーマです。
多田富雄先生をはじめ、免疫学は昔から日本が強い分野の一つです。同じ大阪大学の審良 静男(あきら しずお)先生も、自然免疫の分野でTLR(トール様受容体)の発見という大きな功績があり、ノーベル賞を近々取られるといわれています。
私も研究者としてキャリアを積んできた身ですので、今回の素晴らしい受賞は心からうれしかったです。
この喜びを力に、正木クリニックも日々の診療で得た知見を活かし、今後は学会発表や論文発表を通じて、少しでも医学の進歩に貢献していきたいと考えています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!