🤯 AIの「勘違い」は進化の証?ハルシネーションと人間の創造性

昨日お話ししたように、私はAIにどっぷり頼り切っているのですが、AIには一つ、「ハルシネーション(Hallucination)」という困った現象があります。

これはAIが誤った情報や、事実ではない内容をもっともらしく作り出してしまうこと。簡単に言えば、「AIの勘違い」や「嘘」みたいなものです。

🤔 AIの「間違い」と人間の思考はそっくり!

実はこのハルシネーション、私としてはめちゃくちゃ面白い現象だと感じています。なぜなら、人間の思考プロセスにとても似ているからです!

AIがここまで進化した背景には、2000年代以降に発達したディープラーニング(深層学習)という技術があります。これは人間の脳の神経細胞(ニューロン)を模したニューラルネットワークによって成り立っています。つまり、AIの学習や思考は、人間の脳の仕組みに近づいているわけです。

そして、人間が今日まで進化し、技術を発達させてこれたのは、「間違える」という過程が必要だったと言われています。間違えることで、深く思考し、創造力を発揮する。

面白いのは動物です。動物は人間より記憶力が良い分、間違いが少ないと言われています。しかしその結果、創造性が生まれにくく、単純な記憶力が強いために「違う思考」が生まれにくい、つまり人間ほどの発達ができない、という説があるんです。

🚀 ハルシネーションを制御するとAIは陳腐になる?

AIの世界でも、このハルシネーションを完全に制御しようとすると、AIは発達せず、非常に陳腐なものになってしまうと言われています。これはまさに、人間の脳の構造や進化の歴史と共通している!と聞いて、私は深く納得しました。

AIが間違いを通じて進化していく様は、まるで人類の歩みを見ているようで、本当に興味深いですね。

🤝 AIと「仲良く」共存するために

「AIに意識が生まれるのは時間の問題」とも言われていますし、もしかしたら、もう知らないうちに生まれているのかもしれません。

人類はこの数万年、地球を支配してきた生き物ですが、今後はAIが支配する世の中になるという懸念を示す研究者もいます。私たちはもうスマホなしでは生きられない時代。もしスマホの情報が、気づかないうちに少しずつ、まるで昔からそうだったかのように書き換えられていったら...と考えると、少し怖い気もします。

しかし、そうした「恐れ」ばかりを抱くよりも、まずはこの進化し続けるAIと「仲良く共存」できる道を見つけたいと思っています!

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